日本ではオフィス街から田舎町まで居酒屋スタイルの酒場が数多く点在し、仕事終わりの会社員をはじめ学生や家族連れまで多くの客層に親しまれています。
居酒屋スタイルには定番の流れが存在します
幅広い客層に親しまれている日本式の酒場、居酒屋。
その客層の多くが定番の流れに沿って団らんの夕食の時間を楽しんでいます。
定番の流れは健康への効果も期待できます
詳しくは後述しますが、例えば居酒屋では初めに突き出しやお通しと呼称される、小さな前菜が 初めに提供されます。また、突き出しやお通しがない場合も初めに枝豆やお漬物などの軽い野菜の料理でスタートすることが多いです。
このように食事のはじめに炭水化物以外の軽い料理を食べることにより、血糖値の急上昇を抑えることができ、血圧への負担を軽減することができます。
さらに小さな料理を少量ずつ食べることにより、程よい満腹感を得ることが出来るのと同時に食べながらお酒を飲むことにより身体へのアルコールの吸収も柔らかになり肝臓への負担も軽減することができます。
そんな定番の居酒屋メニューと流れをご紹介。
まずは枝豆
日本人は居酒屋ではほぼ100%と言っても過言ではないくらいに初めに枝豆をオーダーします。 程よい甘みと口いっぱいに広がる香りに振り塩のアクセントが冷えたビールにピッタリ。
一口枝豆を食べてビールを飲むと1日の疲れも吹き飛びます。
日本ではビールと言えば枝豆というくらいにビールと相性が良い料理です。
また枝豆のタンパク質に含まれる成分の「メチオニン」はビタミンB1、ビタミンCと共にアルコールの分解を促し、肝機能の働きを助けてくれるため、飲み過ぎや二日酔いを防止する嬉しい働きがあります。高血圧の原因となる塩分の排出を助けるカリウムが多く含まれているため、体内の水分量を調節し、むくみの解消にも効果的です。
ビールで喉を潤したら一番星自慢の自家製餃子や焼き鳥を日本式サワーで楽しもう
ビールと枝豆を楽しんでいるうちに温かいおつまみが運ばれてきます。
一番星シドニーシティ店では自慢の手作り餃子をはじめ、多種多様なおつまみをご用意しております。
種類豊富な一番星の串焼き
定番の鶏のもも肉を初め様々な部位の串焼きを楽しむことができます。
一本一本丁寧に串打ちをした焼き鳥は香ばしくもジューシー、一口食べると口いっぱいに広がる鶏の旨味と肉汁、そして香ばしい香り。
焼き鳥の余韻が残る状態でスッキリ爽やかな生搾りグレープフルーツサワーを流し込む幸せを是非一度ご堪能ください。
鶏のもも肉や手羽先などの定番の焼き鳥以外にも豚の薄切り肉で野菜を包んだ串焼きもおすすめです。
ネギやズッキーニを豚の薄切り肉でクルッと巻いて香ばしく焼き上げたものにスッキリ爽やかな ポン酢がマッチします。
オーストラリアでは珍しい生搾りサワー
居酒屋の定番ドリンクである日本式サワー。
日本式サワーとは日本のローカル酒である焼酎を炭酸水と各種フレーバーで割った日本独自のドリンクです。
ビールに比べてスッキリとしているため、ジューシーな居酒屋メニューとの相性が良く多くの日本人に愛されています。
特に人気のサワーは焼酎と炭酸水で割ったプレーンなサワーに半分に切った生のグレープフルーツを絞ってフレッシュな果汁を加えた生搾りグレープフルーツサワーです。
飲む直前に絞ったグレープフルーツの新鮮な香りと味わいがサワーと相まって居酒屋メニューとマッチします。
日本酒は米が原産なので米と合う料理にとてもマッチします
一番星では一番星ブランドの日本酒をご提供しています。
日本古来の米と米麹と水のみを原料とした純米製法で作られた一番星日本酒は米本来の甘みと香りをスッキリと楽しむことが出来るおすすめの日本酒です。
日本酒の原料である米、その米とマッチする食べ物は自然と日本酒にもマッチします。 おすすめはタコワサや刺身と日本酒です。
タコワサは、ピリッと爽やかに辛いワサビの香りとタコの旨味の余韻を感じる状態で日本酒を口に含むと旨味が倍増します。
ワインで言うマリアージュを楽しむことができます。
米と海産物がマッチするように日本では白ワインではなく、刺身や生牡蠣をはじめとする海産物には日本酒をマッチさせることが多いです。
※一番星シティ店にて、タコワサや刺身をご提供しています。
小さなおつまみを色々と楽しんだら最後はラーメンで〆る
日本では居酒屋で飲食を楽しんだら最後に麺類やご飯物を食べてお腹を満たすことが常です。 これを宴会の終了に見立てて「〆る」と形容します。
ほどよくお酒が回った状態で食べるラーメンは格別です。
温かいスープが胃に染み渡り、麺をすすると身体にエネルギーが通うことをリアルに感じるこができます。
〆のラーメンを楽しみに宴会に参加する人も居ると言っても過言ではないくらいに飲んだ後のラーメンは格別です。
ただし、この飲んだ後のラーメンが美味しく感じることには理由があります。
お酒を飲むと、アルコールを分解するために多くのブドウ糖を消費します。
ラーメンの麺に含まれる炭水化物には多くの「ブドウ糖」が含まれており、お酒を飲むと自然と炭水化物が欲しくなります。
また、お酒を飲むと体内が酸性に傾いているため、アルカリ性のものを食べたくなります。
ラーメンの麺に使用されている「かんすい」はアルカリ性の溶液のことで、それが練りこまれた 麺が食べたくなります。
また、肝臓がアルコールを分解するためには、うま味物質の一種である「イノシン酸」が必要になります。
この「イノシン酸」は鰹節や肉に豊富に含まれる旨味成分でして、鰹節やトンコツでダシを取るラーメンにはイノシン酸が豊富に含まれています。
この作用よりラーメンのスープが染み渡る感覚を覚えます。
始まりから終了まで楽しめる居酒屋スタイル
このように日本の居酒屋スタイルはコース料理に近い組み立てをご自身で自由に選択できる楽しさがあります。
もちろん、パブで軽く飲み食いした後に小腹を満たすでも良いです。 または会食の初めに軽く飲み食いするのも良いです。
コース料理を全うすることも出来れば、初めだけ、最後だけなど箇所箇所のみを楽しむことができる居酒屋スタイルは日本が生み出したエンターテイメントにも近い飲食スタイルです。
是非、シドニーで居酒屋スタイルを楽しんでみてください。