洋食とは西洋料理を日本風に独自に進化させたものを指します。
その中でも代表的な料理がトンカツです。
トンカツは豚のロースやヒレ肉を厚くカットし、小麦粉·溶き卵·パン粉をまぶして油で揚げた料理です。
フランス料理の”côtelettes”との決定的な違いはフライの調理法をとるカツレツに対しトンカツはディープ·フライの調理法です。
油にしっかりと浸して揚げるディープ·フライは、加熱時に外気に触れるフライに比べ肉に含まれる水分の蒸発が少ないため、しっとりと柔らかな食感に仕上げることが出来ます。
日本で提供されるトンカツの多くは味噌汁、お漬物、茶碗飯の和食のスタイルで提供されています。
トンカツにはトンカツソース、ごま、辛子などが添えられて、好みの味付けを楽しむことが出来ます。
地域によって味付けがことなることもトンカツの楽しみの一つです。
代表的な例として名古屋では味噌ベースのソースでトンカツを食べる味噌カツがあります。
とんかつの歴史
トンカツの名前の由来は豚の音読みである「トン」とフランス料理の”côtelettes”を組み合わせたものです。
”côtelettes”が牛肉を利用するのに対して、豚肉を用いて独自の進化を遂げた料理がトンカツです。
その歴史は古く1899年に東京銀座の洋食店「煉瓦亭」で「豚肉のカツレツ」というトンカツの始祖にあたる料理が提供されたことが発祥とされています。
その後、1929年に東京神田の「ポンチ」軒がはじめて現在のトンカツと同様の調理方法でトンカツと命名したとされています。
当時の文豪にもトンカツのファンは多く、美食家で有名な 永井荷風の随筆「銀座」では露店で供される「トンカツ」について書かれています。
派生する料理として1918年にカツカレー(河金丼)、1921年にカツ丼が誕生します。
1932年には当時の繁華街である上野や浅草を中心に「楽天」·「喜田八」·「井泉」など現在も続くトンカツ専門店が次々と開店し、東京ではトンカツがブームになりました。
そして1958年にトンカツのチェーン店「和幸」が誕生してトンカツ専門店の競争が激化していきます。
派生料理
トンカツ自体を別の料理と組み合わせた派生料理も多く存在します。
- カツカレー
- カツ丼
- ソースカツ丼
- カツサンド
- かつめし
- 味噌カツ
- トルコライス
- ボルガライス
日本の洋食の定番をシドニーで楽しもう
一番星ではプレミアムトンカツ定食ご用意しております。
分厚く贅沢にカットした厳選された豚肉の旨味をしっかりと受け止める専用のパン粉を利用したこだわりのトンカツです。
注文を受けるたびに下ごしらえをしておりますので、ジューシーな豚肉とサクサクフワフワの衣のハーモニーを存分に楽しむことができます。
また揚げたてのトンカツがトンカツ自体の温度の蒸気で衣が柔らかくならないように網底のトンカツ専用のお皿で提供させていただいておりますので、最後までトンカツを100%楽しんでいただけます。
揚げたてのトンカツを専用のソースに浸けて食べると一日の疲れも吹き飛ぶこと請け合いです。
白いご飯にもビールにもピッタリなプレミアムトンカツを是非ご賞味ください。